HOME > はじめに 尾鷲大漁旗物語 FLYKI

大漁旗は「福来旗(フライキ)」とも呼ばれる祝い旗。
船が海に出る時、人々は大漁を願い、祈りを旗に託します。
船が陸へ帰る時、漁師たちは旗を揚げ、人々に大漁を知らせます。
大漁旗を揚げた船を見た人々は、きっと
「福の神が来た」
と思ったことでしょう。
三重県南部、熊野灘に面する尾鷲市。
海とともに歩んできたこの町には、かつては多くの大漁旗職人がいました。
現在は万助屋三代目の山本昇吾氏(85歳)ただ一人に。
後を継ぐ者はいません。
なんとか後継者を。なんとか尾鷲の大漁旗を残せないか。
そんな想いを抱く人々が繋がり、様々なカタチになりつつあります。

そして、まずは大漁旗の魅力を知っていただこうと、2015年11月6日金曜日から10日間、天満荘にて尾鷲
大漁旗展覧会「心躍る!大漁旗展」を開催することとなりました。
また、開催記念として11月7日土曜日は『尾鷲大漁旗職人ムービー』を制作したDRAWING AND MANUAL株式会社の菱川勢一氏ら4氏をお招きし、上映会&クロストークイベントを開催します。詳細はこちら
当日は朝から尾鷲漁港にて「イタダキ市」「尾鷲魚まつり」も開催され、たいへん賑わいます。
ぜひお誘いあわせの上、尾鷲におこしくださいませ。

※追記 尾鷲では今でも大漁旗のことを「フラフ」と言います。これはオランダ語の「vlag」からきているだろうと言われています。

尾鷲大漁旗職人ムービー ONE- a story of one and only –
撮影・制作 DRAWING AND MANUAL株式会社 菱川勢一氏、小原穣氏、上野崇氏、宮本正樹氏